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WebページをVisorに取り込んでみる (その2)

今見ているWebページの一部をVisorに移動する

WebページをVisorに取り込んでみる では、Webページ全体を保存して後からVisorで閲覧する方法を紹介しました。これとは別のケースとして、PCでWebページを閲覧している時に、そのページの一部をVisorに取り込みたいというケースがあります。例えば、途中まで読んだWebページの続きをVisorに取り込みたい場合や、Webページに掲載されている訪問先の地図をVisorに取り込みたい場合などです。

このようなケースでは、ページを自動的に巡回するツールよりもブラウザのプラグインのような形で動作するアプリケーションが便利です。多くの場合、取り込みたいコンテンツ(文章や画像)をブラウザ上で選択した後、マウスを右クリックしてVisorに取り込むコマンドを実行するという形になります。

今回は、このような用途に向いているWindows用のアプリケーションを紹介します。


HandStory

HandStoryは、PC上の情報をPalm機に取り込んで閲覧するための様々な機能を持つビューワです。無償版の HandStory Basic と 有償版の HandStory Suite があります。詳しい機能はWebサイトなどで確認して頂くとして、ここでは 無償版の HandStory を使ってWebページ上の情報を取り込む方法を紹介しましょう。

インストール

  1. HandStory社のWebサイトから、HandStory Basic をダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルを実行します。実行後、HotSyncを行うとVisor側にも必要なアプリケーションがインストールされます。

    これで準備は完了です。インストール後、IE上で右クリックを行うと[Palmにクリップ]、[Palmに保存]という2つのコマンドが追加されています。これらうち、[Palmにクリップ」は有償バージョンのHandStoryでのみ使用できるコマンドです。今回使用するのは、[Palmに保存]コマンドです。

テキストを取り込む場合

テキストを取り込む場合には、Webページ上の取り込みたい部分を選択後、マウスを右クリックして[Palmに保存]を選択します。すると下のようなダイアログが開きます。

[名前]の部分がVisorに取り込む際のファイル名になります。一番下のテキストボックスに取り込みたかった文字列が表示されていることを確認して、変換をクリックすれば次回のHotSync時にテキストがVisorに取り込まれます。簡単ですね。

画像を取り込む場合

画像を取り込む場合も、表示されるダイアログが変わるだけで手順はほとんど一緒です。取り込みたい画像の上でマウスを右クリックし、[Palmに保存]を選択します。

画像の大きさやデバイスに合わせて [サイズ] や [色数] を選びます。「標準解像度」は160 x 160 ピクセル、「ハイレゾ」はその倍です。地図などは、ハイレゾ程度の大きさがないとみづらいようです。Visor Edgeの場合にはカラー表示ができないので、色数は[16階調]を選択します。

最後に[変換]ボタンをクリックすると、画像が取り込まれます。

Visorで見てみる

取り込んだテキストや画像は、HandStory で閲覧できます。HandStoryはDOC形式のテキストや、FireView形式の画像のほか、メモやeBookも閲覧できるので非常に便利です。


iepalm
HandStoryは機能が豊富なのですが、その分アプリケーションが大きくなります。 Visorに余計なアプリケーションをインストールしたくない、かつ、画像はいらない!という方は iepalm というアプリケーションもあります。
 
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