■準備するもの
ナビの取り付け料金は安くても2〜3万円かかります。今回はシンプルな構成のナビでしたので、自分で取り付けることにしました。ナビ以外に用意したのは以下のものです。
- 純正オーディオパネル:2500円
- 取り付けキット(KJ-T30D):5850円
- SONYのフィッティング情報
- シール剤(固まるとシリコン状になるチューブ入りの接着剤のようなもの):5〜600円
純正オーディオは変則的な形状のものですので、普通の2DINオーディオと交換した時にフロントパネルに隙間が生じてしまいます。この隙間を埋めるためのパネルがオーディオパネルです。純正のものはディーラーで注文できます。
■取り付けキットについて
取り付けキットは純正オーディオに接続されているコネクタから各種配線を取り出すための変換ケーブルとオーディオパネル、本体取り付け用ブランケットのセットです。こちらのオーディオパネルは純正のオーディオパネルと同一のものなのですが、純正オーディオパネルがネジ止めするためのミミがついているのに対して、こちらは両面テープで止めるタイプになっています。また取り付けキットに付属したオーディオパネルは2DINの大きさがきつめに作られているようで、今回取り付けたナビの場合には(ナビの)フロントパネルの開閉ができませんでした。ブランケットは、2DINオーディオをマウントするための金具です。純正オーディオについているものを外して流用することもできるようですが、この場合には10mmほどナビ本体が奥まってマウントされるようです。
ということなので、純正のオーディオパネルを使用し、かつナビ本体が奥まっても気にしない、あるいはブランケットのネジ穴を自分で開けなおして純正のブランケットを使用するという場合には、取り付けキットの代わりに変換ケーブルのみを購入すれば大丈夫です。変換ケーブルは2000円程度で購入できるようです。コネクタから自分で分岐するという場合には変換ケーブルも不要でしょう。ただし手間を考えると、変換ケーブルは購入することをお奨めします。
■フロントパネルの取り外し
さて取り付けですが、特に純正オーディオと換装するような取り付けであれば思ったより難しいものではないと感じました。まずはフロントパネルの取り外しです。ハンドルを最下位置にセットし、カラムシフトを「L」位置に移動します。メーターパネル上部に2つのネジを外します。あとはフロントパネルを慎重に手前に引くと外れます。
■純正オーディオの取り外し
フロントパネルが外れてしまえば純正オーディオ本体を止めているネジ(4本)が見えますので外します。これを外すと、オーディオ本体を手前に引き出すことができます。本体を手前に引き出したら接続されているコード類をすべて取り外します。
■ナビ側の準備
ナビの説明書を参考にあらかじめ変換ケーブルとナビを接続しておきます。変換ケーブルからは複数の配線が出ていますが、配線の役割と色が規格で決まっていますので基本的にはナビ側と変換ケーブル側の同色のケーブルを接続すればOKです。またすべての配線にラベルが付いていますので迷うことは少ないと思います。ケーブルの接続が終わったら、ブランケットをネジ止めしてナビ側の準備は完了です。
■ナビ本体の取り付け
純正オーディオが接続されていたケーブルと変換ケーブルを接続します。ラジオアンテナをナビ本体に接続します。純正オーディオが装着されていたのと同じように、ナビ本体をネジ止めします。フロントパネルを元に戻せば本体の取り付けは終了です。

■GPSアンテナの取り付け
感度の面からはGPSアンテナを車外に取り付けるのが理想なようですが、とりあえず助手席側のダッシュボード上に置きましたが、まだ固定はしていません。(道路の中央に近い運転席側の方が良い、という意見もあります。)受信については今のところ問題はありません。できればグローブボックス内など目に触れない場所に設置したいと思っているので、いろいろ場所を変えながら検討します。

■TVアンテナの取り付け
実はこれが一番面倒でした。まず、アンテナの位置を決めて貼り付けます。アンテナ線の引き込みは助手席側のリアランプ部分から行いました。リアランプの配線の引き込みに使用されているゴムパッキンに穴を空け、アンテナ線を通してシール剤で防水しました。今のところ雨漏りなどはありません。
 
あとは助手席側の内張りをどんどんはがして、助手席側足元まで配線を持っていきます。付属のケーブルが長かったためか、延長ケーブルは使用せずに届きました。ECLIPSEの場合にはチューナーが本体に内蔵されているので、アンテナ線を接続するのは小さな箱です。これは助手席足元のヒューズボックスの横に収容しました。
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