フリーのオフラインブラウザです。テキストに特化したPiloWebProと異なり、通常のブラウザで見たホームページに近い形で閲覧できます。PC側にインストールした
Plucker Desktop でホームページの巡回&整形を行い、CLIE にインストールした Plucker Viewer というブラウザで閲覧します。画像があるだけで、PiloWebProで書き出したテキストだけのニュースとはだいぶイメージが違います。
難点は Plucker Viewerが EUC に対応していないため、EUCコードで書かれた日本語ページ(Yahoo!など)が文字化けしてしまうことと、ページの細かい切り出し設定ができないこと。これらを解消するために、NewsClip
というサービスを利用するという方法があります。無料のユーザ登録が必要です。
このサービスは1日に1回、指定したサイトを巡回して切り出しと整形、そして Plucker 形式への変換をしてくれるというものです。ちょうど、PiloWebPro
のオンライン版(+α)といった感じです。設定がやや面倒ですが、ほかの人が定義済みの設定(NewsClipではこの設定のことをチャンネルと呼んでいます)をそのまま流用することも可能ですので、どんどん使わせてもらいましょう。
また、TJ37 では 文字を小さくしたときに文字化けしてしまいました。松本正和さんの 拡張版Plucker
viewer では、これらの不具合が解消されていますので、おすすめです。
ということで、おすすめの使い方を最後にまとめておきます。
Plucker の使い方
- Pluckerの本家サイトから、
Plucker Desktop をダウンロードしてインストールします。
- 松本さんの拡張版Plucker
viewer をダウンロードしてCLIEにインストールします。
- 圧縮されたドキュメントを閲覧するために、zlib(SysZlib.prc)
もインストールしておきます。
- Plucker Desktop を起動して、チャンネルの追加&更新。更新したチャンネルはインストールの準備まで自動的に行われるので、次回のHotSync時に
CLIE に転送されます。
NewsClip の使い方
- SJISのページなんかも見たいなぁ、と思ったら NewsClip
にユーザ登録します。
- [設定]ページでダウンロード条件を [Plucker XXX] にしておきます。
- [選択]ページで購読するチャンネルを選択します。
- [トップ]ページもしくは[購読チャンネル]ページからチャンネルをダウンロードします。
- (ZIPファイルをダウンロードした場合には解凍してから、)ダウンロードしたファイルを CLIE にインストールします。
NewsClip からのチャンネルのダウンロードを自動化
- JSync
をインストールします。
- NewsclipSync
Conduit をインストールします。
- メモリスティック上にディレクトリ /Palm/Programs/Plucker を作成します。
- NewsclipSync に ID を登録。IDは NewsClip にユーザ登録した時のユーザ名とは別のものなので注意してください。NewsClip
にログインした後の画面の右上に、ID: XXXXXXX のような形で表示されています。
- HotSync を実行すると、チャンネルの内容が自動的にダウンロードされます。
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